骨粗鬆症が進むと、骨の強度が低下し、ちょっとしたことで骨折しやすくなります。
検査によって、その危険性を評価することが可能です。

<当院の骨密度測定器の特徴>
診療ガイドラインで推奨されている、腰椎と大腿骨の骨密度を測定する方法(DEXA法)で、診断精度が非常に高い（検査でのばらつきが少ない）ことで知られています。

よくある質問

MRIとは磁場と電波を利用した検査です。そのため被曝はありません。骨や関節だけでなく、筋肉、腱、靭帯、椎間板、神経などの軟部組織を詳細に検査可能です。レントゲン撮影では骨の要素を中心に観察しますが、MRIでは関節内・靭帯や腱などの描出ができ威力を発揮します。骨や骨以外の筋肉・靭帯などの軟部組織を水分含有量の差で明瞭に区別され、整形外科領域では欠かせない検査の一つです。わかりにくい骨折などの検知にも非常に役立ちます。

<当院のMRIの特徴>
オープン型のMRIです。
トンネル型と比較し周囲が開いているため閉塞感が少なく、音の反響も軽減されるため閉所恐怖症の方やお子さまでも安心して検査を受けることができます。

<MRIで評価を行う疾患>
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、膝関節の半月板損傷・靭帯損傷・変形性関節症、肩腱板断裂、離断性骨軟骨炎などの野球肘、X線検査で診断が困難な骨折等（不顕性骨折や骨挫傷）、骨軟部腫瘍など

 <検査にあたっての注意>
磁場を用いて体内を調べる検査ですので、磁場の影響を受けやすいものを体内に埋め込んでいる方（ペースメーカーなど）、身につけている方（補聴器など）、妊娠・妊娠の可能性がある方については、原則として検査をお受けいただけません。

よくある質問

筋肉や腱などの痛みのある部位に高出力の衝撃波(音波)を照射する治療法です。物理的な圧力波なので、放射線のように被曝を伴うものではありません。
体外衝撃波治療はもともと結石を破砕するために用いられてきた歴史があります。その衝撃波の出力を1/10程度に低く抑えて使用することで整形外科領域の筋・腱付着部の痛み、骨折治療に応用されるようになりました。

「組織の再生」を促し、「痛みを感じさせる物質を減少させる」働きがあり、筋肉や腱の痛みに対して効果が期待できます。

 

<治療方法>
患部に機器の先端を直接当て、衝撃波を照射していきます。痛みのある患部にあえて衝撃波を照射しているため治療中は痛みを伴います。正常な組織に同程度の衝撃波が照射しても弱い痛みしか感じません。『照射中の痛み』を感じていただきながら、正確な部位を微調整し照射することで治療効果を高めます。治療中は担当スタッフが痛みの度合いを随時確認しながら行い、出力を調整しますのでご安心ください。

 ＜当院の体外衝撃波装置の特徴＞
当院では収束型の体外衝撃波を導入しています。（「DUOLITH®︎SD1」）収束型は治療範囲がピンポイントで、患部の痛みに対してエネルギー強度を高く照射することが可能となります。まだまだ導入している医療機関が少ないのが現状です。

 <治療のポイント>

①.傷跡が残らない

針で刺したりメスで切ることのない治療です。

②.低侵襲で安全

副作用の報告はほとんどなく、安全性の高い治療です。

③.１回の治療は15分程度

<対象となる疾患>
保険適応：難治性足底腱膜炎

保険適応外：・アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎・膝蓋腱炎（ジャンパー膝）・上腕骨外側上顆(テニス肘)・上腕骨内側上顆(ゴルフ肘)・ばね指などの腱鞘炎・石灰沈着性腱板炎・腱板炎・疲労骨折・偽関節・早期の離断性骨軟骨炎

<副作用・リスクについて>

以下のような副作用が現れる場合があります。いずれも数時間〜数日で軽快していきます。

・照射部位の赤み・腫れ

・点状出血

・痛み

<治療費用>

・難治性の足底腱膜炎のみ保険適用

(※内服薬・湿布・インソールなどの保存的加療を6ヶ月以上行っても痛みが改善しない場合のみ保険診療の対象となります。)

☆費用

3割負担：15000円、2割負担：10000円、1割負担：5000円

（2回目以降の自己負担はありません）

初診料・再診料・検査料などが別途かかります。

・保険適応外の疾患

注意：保険診療（検査・処方・リハビリなど）と同じ日に受けることができません

☆費用

初回：15000円（税込）、2回目以降：5000円（税込）

<治療の目安>2〜3回の照射治療で効果が確認されています。

よくある質問

X線検査

運動器疾患の診断における基本的な画像検査です。骨折、脱臼、骨の変形、変形性関節症、脊椎疾患などの骨構造の異常を検査します。

 

超音波 (エコー)検査

主に体の表面に近い部分の状態を被曝することなくリアルタイムで検査することができます。靭帯、腱、筋肉、神経などの評価に用います。

 

血液検査

血液検査は、血液に含まれている細胞や酵素、抗体などの数を数値化して、病気の診断や、病気のリスクを見つける検査です。